お肉で埋もれた鎖骨・デコルテをこうやってキレイにしました

肩こり改善目的で通い始めたMさん。肩こりと同じくらい気にされていたのは、お肉で埋もれたかのような首の太さだったのですが、本人が疑問に思っていたのは「首を細くすることなんてできるの?」「首が短く、鎖骨が埋もれているように見えるのは気のせい?」ということでした。

デコルテに関しては、みなさん最も気になる部位ではないにせよ「できればスッキリ綺麗に見せたいなあ」とか、「もっと鎖骨の形が良くならないかなあ」といった感じで、潜在的に気になっている方が多く、人から良く見られている部位だけに、悩み相談やオーダーをこれまでにも数多くいただいています。

Mさんは肩がこり過ぎていたためか、肩甲骨・鎖骨の動く範囲が極端に狭くなっていました。肩のインナーマッスルの使い方を身体が忘れてしまっていたし、体幹のインナーマッスルも機能していませんでした。初回来店時はどちらかというと腕力・脚力が強いガッシリ体型だったように思います。

「体型崩壊」へ一直線状態からの修正

日々のデスクワーク姿勢+インナーマッスルが使えていないため、自身の骨格をうまく支えられずアゴも肩も前のめりに。一度こうなってしまうと体型崩壊の道を一直線です。

常に「前のめり状態」でいた結果、肩甲骨は前のめり方向で固定されて、まるで背中に埋もれて一体化してしまったような見た目へ。肩甲骨の動きが制限されると鎖骨も動くことができず肩甲骨と同様、体内に埋もれたような見た目になります。

そういった背骨・肩・鎖骨の条件が揃うと、あたかも首が短くなったように見えますし、実際 Mさんの首は「時すでに遅し」で筋肉がかなり短縮してしまっていました。ここまでくるともはや「日常の姿勢を気をつける」や「生半可なトレーニング」ではどうにもなりせん。

Mさんに対してまず取り組んだのは、骨と筋肉、筋肉と筋肉同士がびっちり癒着して固まってしまっていた「肩のインナーマッスル」を整体施術で細かくより分けてほぐすことでした。そうやってそれぞれの筋肉が独立して動かせるようにした上で、これまで機能していなかった「肩のインナーマッスル」を使える筋肉へと変えるべく、自分で意識して動かせるようになるまで自宅でも課題エクササイズに取り組んでいただきました。

股関節側からデコルテの形を整える

こうして肩のインナーマッスルを動かせるようになると突破口も見えてきます。肩へ「変化のきっかけ」を作ったところで、今度は股関節にまたがるインナーマッスルへターゲットを設定。股関節周りの緊張した筋肉を揉みほぐし、機能していなかったインナーマッスルを目覚めさせるストレッチを行いました。

左右の肩&股関節を対角線で結ぶような相関関係をつくってあげると、日常生活をエクササイズ化する仕組みが身体の中に生まれます。両手両足で計4組のインナーマッスルに対して、週1ペースの施術&日常で課題エクササイズに取り組み続けた結果、Mさんの肩甲骨・鎖骨は週が変わるたびキレイに浮き出て立体的になり、続いて首・肩・二の腕が引き締まってきました。

Mさんの場合「首を細くしたい!」とオーダーしても、たとえば「デコルテ周りを重点的にリンパマッサージ」「首肩を入念にストレッチ」といった局所的なやり方では、良くなったり戻ったりの繰り返しで一向に前へ進めなかったと思います。「原因」があるからこそ「結果」も生まれる。常に「結果」を求められる立場として、私は「原因を追求する目」を厳しく光らせ続けることを常に心掛けています。

最強セラピストへなりたかった、あの頃の私へ

朝から晩まで隙間なくビッシリ埋まっている指名予約スケジュール。それは週明けから週末、月明けから月終わりまで揺るがない。毎朝のルーティンとして、当日並んでいるお客様ひとりひとりの初回、これまでの施術経過を時系列で回想しながら、今回の要点・焦点をおぼろげにまとめる。あとはその時そ...